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皆さんご無沙汰してます。 突然ですが、ブログを再開します。 リンククラブからBIGLOBEに引っ越してきました。 『イラストレーターズ通信』の情報、イラストレーション等の仕事の紹介、個人的なお話、などを書いてゆく予定です。 今回は、文庫カバーのお仕事から紹介します。 10月発売予定なので、まだ書店には並んでませんが。 『汐留川』 杉山隆男/著 (文春文庫)です。 本屋が好きです。 用はなくとも時々ぶらりと立ち寄ります。 平台に並ぶ様々に意匠を凝らした書物を漠然と、あるいは買いたい気持ちを抑えながら眺めているのも、十代の頃から読書を栄養源に育ってきた私にとっては、至福の時間です。 そんな毎日を何十年と過ごしてきて、感じることがあります。 近頃は、若い女性向けの本が目立ってきているのではないでしょうか? ミステリーや時代物を省けば、「大人」が読む小説は意外に見当たらないのです。 『汐留川』 は、奥行きのある描写で、淡々と普通の人々の暮しを描く、「大人」の小説です。 大きな事件はありません。しかし、味わい深い余韻を残します。 数年前、この単行本のカバーを描く為にゲラをいただいた時、 「こういう小説が読みたかったんだよなあ……」と、しみじみ何度も読み返しました。 以来、杉山隆男さんのファンです。 いずれは直木賞を取る人ではないでしょうか? 全国の「大人」にお勧めします。 ブックデザインは大久保明子さん。 十数年前、売り込みに行って以来、時々お仕事をご一緒させていただいています。 イラストレーションのよさを生かした上で、佇まいのいい、魅力的な装幀に仕上げてくださるので感謝してます。 関係ないですが、お会いするたびに、ますますおきれいになっていくのは驚きます。 (本当に関係なかったですね……) 汐留川 (文春文庫 す 11-3)
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